Flow
数学の学び方は以下のようになります。
数学を学ぶ際には、各テーマごとに必ず「ルール」があります。まずは、このルールを確実に覚えることが大切です。
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必ずこの工程まで実施してください。
大学院や博士課程では、「ルールを覚える」だけでなく、自分で「ルールを作る」ことも重要になります。以下はその一例です。
大学院・博士課程の段階では、新しいルールを思いついたり、発見したりする作業が含まれます。
Q.A
数学は暗記科目なの?
確かに、ルールを覚えるのには暗記が必要です。ですが、数学は考える学問です。
天才たちがルールを基にどのように思考し、性質を見出していったのか。その考え方を自分に収めることが数学の中心です。
これを意識して学ぶことで、数学が「生きた学問」になっていくでしょう。
一方、受験学習の場合は問題パターンや解法の暗記も必要です。本来は複数の解法が存在するのですが、受験では最短で解ける解法が優先されるため、この事実を意識した暗記が一定必要になります。
頭で分かっているけど問題が解けない
数学は「考える力」と「解く力」が両方必要な科目です。この状態は「頭では分かっているけど、体がついていかない」に例えられることがあります。
これを超えるためには、何度も手を動かし、問題に挑戦することが重要です。経験を重ねる中で、解く力が少しずつ育ちます。
数学は将来役に立たないのでは?
国語、英語、理科、社会、音楽、家庭科は将来役に立つのでしょうか?
答えは「人による」です。
これは数学も同じで、将来何が必要になるかは誰にも予測できません。それでも、選択肢を増やすために、さまざまな分野を学ぶ事が重要です。
さらに、文系の道を選んだ場合でも、社会に出た際には資産管理や財形など、数学で育んだ思考力が役立つ場面があります。
そのため、数学は学んでおくに越した事はない学問であると言えます。
小学校で x を使ったらバツにされた。
このような話は残念ですが、その学校では「数学のルール」が正しく伝えられていなかった可能性があります。
変数 x は数学において広く使われている概念であり、これを活用することは「考える力」を養うために非常に重要です。
とはいえ、小学校低学年では具体的な数を使った方が理解が進む場面が多いのも事実です。x を使うのは中学以降の方が適切な場合が多いでしょう。
教育の場面で、このような誤解が解消されることを願っています。
数学に対してアレルギー反応がある
数学へのアレルギー反応は、「分からないこと」に対するネガティブな感情が原因である場合が多いです。
学生時代に「分からないこと」が理由で馬鹿にされたり、怒られたり、テストで低い点数を取った経験があると、数学そのものに対して抵抗感が生まれることがあります。こうした防衛本能が「アレルギー」として現れるのです。
ですが、安心してください。「分からない」のはスタート地点にすぎません。「分かる」ようになるのはこれからです。
大事なのは、焦らず少しずつ理解を積み重ねていくこと。分からないことを恐れず、一歩一歩進むことで、数学との関係はきっと改善していきます。